RC4とは【用語集詳細】
RC4(Rivest Cipher 4)は、RSAのRonald Rivestによって開発されたストリーム暗号形式の対象暗号です。
1987年に設計された当初は企業秘密でしたが、1994年にメーリングリストを経由してリークされて以来、開発者に広く利用されました。
暗号鍵を元に疑似乱数を用いたキーストリームを作成し、平文とともにXOR演算を行うことで暗号化および復号を行う単純なメカニズムです。
RC4は、無線ネットワークセキュリティプロトコルであるWEPや、インターネット通信を暗号化するプロトコルであるTLSに用いられていました。
しかし、RC4には様々な脆弱性が存在するため、WEPの利用やTLSでのRC4の利用は推奨されていません。
RC4は、マルウェアのC2通信や自身の挙動を難読化する目的で現在も利用されています。