MSDTとは【用語集詳細】

MSDTは、Windowsにおいてトラブルシューティングパックを呼び出す機能であり、Microsoft Support Diagnostic Tool(Microsoftサポート診断ツール)と呼ばれています。
MSDTはmsdtというWindowsコマンド、あるいは自動スクリプトの一部として実行可能であり、診断パッケージを実行するとともにその履歴の記録などができます。
2022年5月、MSDT機能にリモートコード実行を招くゼロデイ脆弱性(CVE-2022-30190)が存在することが公表されました。この脆弱性はFollinaと名付けられ、PoCが公開されるとともに、後にロシアやベラルーシ、中国に関連するハッカーが悪用していることが明らかになりました。
MSDTは2025年までの廃止がアナウンスされ、Windows 11の次期バージョンから順次Microsoft Get Helpプラットフォームへの置き換えが進められる見込みです。