Magniberとは【用語集詳細】
Magniberは2017年頃から活動しているランサムウェアです。主に個人を対象に攻撃を行い、PCでファイルを暗号化し身代金を要求します。
Magniberは偽サイトや悪性の広告を通じて、Windowsのアップデートを促すリンクをクリックさせます。このリンクをクリックすることでMagniberランサムウェアがダウンロードされ、暗号化を開始します。
セキュリティベンダーの調査やメディア報道は、GoogleでWindows 10のアップデートを検索した際に、攻撃者が容易した偽サイトが上位に表示されるケースがあるとして注意喚起しています。
Magniberは当初韓国と台湾を中心に拡散していましたが、近年は欧州を含む世界各国で活動が確認されています。
2023年、このランサムウェアはWindowsのブラウザセキュリティ機能であるSmart Screenのゼロデイ脆弱性(CVE-2023-24880)を悪用していることがわかりました。