Citrix Bleedとは【用語集詳細】
Citrix Bleed(CVE-2023-4966)は、2023年10月に公開されたCitrix NetScaler ADC(Web Application Delivery Control)およびNetScaler Gatewayの脆弱性です。
この脆弱性は特定の条件下(ゲートウェイあるいはAAA(認証)仮想サーバー)で設定された時にバッファオーバーフローに伴う情報漏洩を引き起こす可能性があるというものであり、Citrix社はCVSSを9.4(重大)に指定しています。
当該脆弱性を悪用された場合、セッショントークンや多要素認証クレデンシャルを含む情報を取得し、認証バイパスを行うことが可能になります。
Citrix Bleedは2023年8月からゼロデイ脆弱性として悪用されていましたが、その後LockBit3.0を含む脅威アクターによる利用が拡大しています。対策にはパッチ適用だけでなく、攻撃者が窃取したセッションを切断し、侵害を調査する必要があり、米CISAがガイダンスを発行しています(外部リンク)。