医療のサイバーセキュリティ向上を支援する取組み
SOMPOグループでは現在「安心・安全・健康のテーマパーク」を目指して、社会課題の解決に資するサービス提供を進めております。
私共SOMPO CYBER SECURITYでも安心・安全・健康に資するサービスとして「医療機関向けセキュリティリスクマネジメントサービス」をご提供するなど、社会課題の解決に向けて医療領域でのサイバーセキュリティ向上をご支援する取り組みを行っております。
そうした中10月29日に損害保険ジャパン株式会社と共同で、医療の安全性向上により地域や社会の課題に対応していくことを目指して、学校法人東京女子医科大学(以下「女子医大」)と合意し、スマート治療室「SCOT」プロジェクトチームとサイバーセキュリティに関する実証実験を開始するというニュースリリースを発信しましたのでお知らせいたします。
2021.10.29 ニュースリリース
「SCOT」は、学校法人東京女子医科大学(以下「女子医大」)が主導し、デンソー、日立製作所など5大学11社が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)プロジェクトのもとで、手術の精度と安全性を向上させる「スマート治療室」として開発したもので、2016年には「グッドデザイン賞」、2019年には内閣府「第1回日本オープンイノベーション大賞 厚生労働大臣賞」を受賞するなどの高い評価を得ており、今後の医療の発展として期待されています。
「SCOT」は多様な機器をネットワークにより連携させ、AIやロボティクス技術の支援を受ける事で高度で高精度な医療の提供を目指すものですが、将来的には過疎地域や災害時の遠隔医療としての活用が想定され、外部ネットワークとの接続可能性があるため、サイバーセキュリティ対策の検討が課題となっていました。
そこで、前述の「医療機関向けセキュリティリスクマネジメントサービス」でも活用されている、ネットワーク通信状況や医療機器・IoT機器の可視化、外部との不審な通信を検知するシステムである「MEDIGATE」を「SCOT」環境下に設置し効果を検証、将来の遠隔医療での応用に向けた実証実験を行う事となりました。
詳細については、是非ニュースリリースをご覧ください。
医療のサイバーセキュリティ向上を支援する取組み
またSOMPO CYBER SECURITYでは、医療のサイバーセキュリティ向上を支援する取組として不定期に動向レポートも発行しております。
こちらも併せてご覧ください。
ホワイトペーパー
医療機器管理を巡る動向
損保ジャパンRMレポート Issue220(2021.10.21発行)
医療分野におけるサイバー攻撃の動向と医療機関でのサイバーセキュリティ対策