MD5とは【用語集詳細】


RSA暗号の開発者であるRonald Rivest氏によって設計されました。
MD5は、任意のデータから128ビットのハッシュ値を出力し、データの完全性検証といった用途に利用されます。
MD5は現在もハッシュ・アルゴリズムとして一部で用いられていますが、衝突攻撃に対する脆弱性から、現在はセキュアでない暗号アルゴリズムと規定されています。
マルウェアやサイバー攻撃に関するIoCにおいては、MD5形式のハッシュ値が、他アルゴリズムに基づくハッシュ値と併せて提供されることがあります。
2022年12月には、フランスの電力企業EDFが、顧客のパスワードをMD5ハッシュで保存していたため、GDPRに定めた規制に違反したとして60万ユーロの罰金を科されています。