JCDCとは【用語集詳細】

JCDC(Joint Cyber Defense Collaborative)は、米CISAが主催する官民のサイバーセキュリティ共同組織です。
JCDCは、官民の運用レベルでの協同モデルを促進することを目的に活動しています。 官民が継続的に協力することによるサイバー防衛の実現が活動の主眼であり、APT攻撃の防御や大規模サイバーインシデントの予防、サイバーセキュリティレベルの底上げ、重要インフラや選挙インフラの防護といった具体的な取り組みが行われています。
JCDCにはサービスプロバイダ、インフラ事業者、サイバーセキュリティ企業、重要インフラ企業、専門家等が参加し、コミュニティの活動はSlackや国土安全保障省の運営するHSIN、あるいはメール配信等で行われています。
2024年5月、我が国は内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の後継組織が担う官民共同での攻撃情報共有協議体を、JCDCを参考に設立する方針を決定しました。この情報共有協議体は、我が国が導入を進めている能動的サイバー防御の中核の1つです。
参考サイト:JCDC(Cisa.gov)