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ハードコーディングとは【用語集詳細】

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ハードコーディングとは【用語集詳細】

脆弱性診断サービス

ハードコーディング(Hard Coding)とは、ソフトウェア開発において、ソースコードに直接書き込む形でデータを挿入する行為を指します。
プログラムにおいてデータを取り扱う場合、ソースコードに直接記述するか、あるいは外部ソースから参照するか、プログラム実行中に生成するかなど複数の方法が存在します。
ハードコードされる(Hard Coded)データは一般的に、変化や更新のない定数です。
しかし、本来ハードコードすべきでない情報、例えばパスワード、暗号鍵、資格情報をソースコードに直接記述した場合、セキュリティ上の問題が発生します。

攻撃者は、ソースコードを確認することで、本来知られるべきでない情報を入手し、不正アクセスや攻撃に悪用することができます。
また、通信電子機器は出荷段階でデフォルトの管理用パスワードを設定されている例が多くありますが、このパスワードがハードコードされている場合、攻撃者は容易にこの認証を破ることができます。

2022年には、国内大手メーカーの運用するコネクテッドシステムが情報漏洩を発生させました。
この事案は、誤って公開されていたプログラムのソースコード内にサーバへのアクセスAPIキーがハードコードされており、このAPIキーを取得した第三者がデータにアクセスした可能性を否定できないというものです。

ハードコーディングに起因する脆弱性を防止する手段としては、開発段階でのテストや、ネットワークトラフィックの解析を通じた検知等が挙げられます。



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