zero/one:保険のSOMPOが手掛けるサイバーセキュリティの誕生とこれから Part0
みなさんこんにちは。
SOMPO CYBER SECURITYで、事業責任者を務めます経堂 恭(きょうどう たかし)です。
はじめに
当社は、損保ジャパンを中心としたSOMPOグループの一員として、サイバーセキュリティに関わる各種サービスをご提供しています。しかし、皆さんの中には、「なぜSOMPOがサイバーセキュリティを提供するのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
今回の連載コラムでは、保険のSOMPOが如何にしてサイバーセキュリティ事業に参入したのか、その想いや今後目指す方向性などをお伝えしていきます。
私自身も2017年12月の当事業立ち上げメンバーの一人であり、今振り返ってみても、異業種からの参入と言う事で決して平坦な道のりではなかったというのが率直な感想です。しかし、平坦な道のりを想定していたわけではなかったので、運動会の障害物競走を楽しむ人がいるのと同じく、難題を一つ一つチームメンバーと共にクリアするということをポジティブに捉え、今日に至ります。
私たちが今までに乗り越えてきた障害物とは何だったのか、今後どんな障害物が待ち受けているのか、思い描く障害物競走のゴールとは何なのか?
その辺りもこの連載の中で綴っていきたいと思っています。
そしてこの連載のタイトル『zero/one』とは
・0から1を生み出す、何か新しいものを創り出す、つまり何もないところに「新規事業」を興す
・我々の事業領域であるサイバーセキュリティの基盤となる「デジタル」を表す0と1
を掛けた意味を持たせました。
自己紹介
コラムの本題に入る前に、今回はPart0とし、少しだけ自己紹介をします。
SOMPO CYBER SECURITY 事業責任者 経堂 恭
出身は北陸の富山で、高校卒業まで富山市で育ちました。
時折勃発する妻とのお国自慢ではお互い一歩も譲りませんが、それも私たち夫婦のちょっとした楽しみでもあります。
大学卒業後、損害保険ジャパンの前身である安田火災海上保険に入社しました。
保険営業を20年近く担当し、かなりストレスフルな現場を経験しており、ストレス耐性はMAXであると自負しています。営業では、とにかく「仕事は相手が望むレベルまで可能な限り近づけるべし」とギリギリまで粘るタイプで「がんばり続ければ何とかなるもんだ」というのが信条でした。
営業畑で培い、身につけた特技とも呼べるのが「協調・合意形成を重んじる」姿勢で、さまざまな意見を吸い上げ、集約すると同時にスピードも重視するということを現職では心がけています。
スピード重視という一文が出ましたので、私の趣味の話も少々。
「協調・合意形成を重んじる」姿勢のせいか、この話をすると「意外!」という反応を持たれがちですが、私の趣味はF1などのモータースポーツ鑑賞です。数百人のチームスタッフがコンマ1秒を削るという一つの目標に向かって取り組む姿勢に胸を熱くしています。ギリギリまで粘るという自分の姿勢と少し重なるのかもしれません。
冒頭に、この連載コラムでは、私たちが如何にしてサイバーセキュリティ事業に参入したのか、その想いや今後目指す方向性などをお伝えしていきますと記しましたが、以下のような3つのフェーズに分けて説明したいと思っています。
【第1回】胎動:新規事業の立ち上げ
【第2回】逆境:向かい風を追い風に
【第3回】挑戦:SOMPO CYBER SECURITYのこれから
次号となる第1回目は、「胎動:事業の立ち上げ」とのタイトルで、事業参入に至った背景や経緯を通じて、この事業に込めた想いをお話ししています。
是非そちらもご覧ください!