マスターファイルテーブルとは【用語集詳細】
マスターファイルテーブル（Master File Table、MFT）は、Windowsが採用しているNTFS（NT File System）において、システム内に存在するすべてのファイルに関する場所、物理上の位置、メタデータ（作成日、更新日、アクセス日など）を保存したレコードファイルです。
存在するファイルが削除された場合、マスターファイルテーブル上では割り当てがなくなりますがファイルの中身そのものは残ります。このためフォレンジック調査では重要な手掛かりを提供します。
Petyaランサムウェアは、CHKDSKという偽の命令（本来はファイルの完全性を検証するコマンド）を通じてマスターファイルテーブルを暗号化することにより、ファイルを利用不能にする機能を持っています。
