二重恐喝とは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
ランサムウェア  用語集  用語集:な行  用語集:に  サイバー攻撃・ハッキング 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービス二重恐喝(Doubule Extortion)あるいは二重脅迫は、ランサムウェアが利用する攻撃手法の1つです。
この攻撃手法では、ランサムウェア運用者はターゲット組織のデータを抽出した後、ファイルを暗号化し、さらにリークサイト上で盗んだデータの公開を脅しに身代金を要求します。
被害を受けた組織は、暗号化によってシステムの可用性を損なうだけでなく、機密情報や個人情報の流出といった機密性の観点からも損害を受けるおそれがあります。

二重恐喝ランサムウェアに対して身代金を支払った場合でも、暗号化が解除される保証・あるいはデータの公開を取り下げてくれる保証がなく、また「支払ってくれる組織」ということで、別の脅威アクターからも狙われやすくなる可能性が高くなります。

この攻撃手法を用いるランサムウェアは2010年代末から増加しており、有名なグループやRaaSは以下のとおりです(大まかに時系列順、既に活動停止しているグループ含む)。




関連記事

日系自動車メーカーへのアクセスを販売する趣旨のダークウェブ投稿

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年5月 2024年5月1日、ロシア語のダークウェブ・フォーラムにおいて"murava"と称する脅威アクタ...

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...