【WP】2024年我が国における認証情報の漏洩実態調査
昨年度に引き続き、SOMPO CYBER SECURITYでは、日本企業が晒されているサイバーリスクの現状を把握するという観点から、技術パートナーであるKryptos Logic, LLCと共同で認証情報漏えいの実態に関する調査を実施しました。昨年度同様の業種別の統計に加え、今年度は漏洩した認証情報がどのようなWebサイトやサービスで利用されていたかも分析しています。ご一読の上、皆さまの日頃のセキ...
SOMPO CYBER SECURITY
Vidarは2018年に出現したインフォスティーラー型マルウェアです。標的システムからクレジットカード番号、アカウント情報、ファイル、スクリーンショット、仮想通貨ウォレットなど様々な情報を窃取します。
Infoblox社のリサーチによれば、このマルウェアはダークウェブフォーラム上で250USDで販売されています。
フィッシングメールや本物そっくりに作られた偽サイト(AnyDesk等)、海賊版ソフトへの混入等を通じてホストに感染し、様々な情報を窃取します。
現在も運用方法の改善や挙動の改良が進められており、Google Adを用いたマルバタイジングや、Bumblebeeを用いた配送例も存在します。
このマルウェアは、セキュリティ製品やシステム管理者によるブロックを回避する目的で、TelegramやInstagram、TikTok、Mastodon、Steam、Dropboxといった著名なプラットフォームを中間C2サーバーとして利用することが確認されています。侵害システムにおいて実行されたマルウェアは、脅威アクターが作成したSNS等のアカウントにアクセスし、そこからC2サーバーへ接続し、悪意ある動作を実行します。
上に列挙したようなプラットフォームは、新規アカウントを作成することが容易です。このためアカウントが削除されたとしても脅威アクターは速やかに別のアカウントを作成し、C2サーバーへの中継点として運用することが可能です。
他に、セキュリティ製品のサンドボックス環境を検知した場合は動作を停止します。
Vidarは収集したデータをBase64でエンコードし、Zipファイルで圧縮した後、C2サーバーに転送します。
昨年度に引き続き、SOMPO CYBER SECURITYでは、日本企業が晒されているサイバーリスクの現状を把握するという観点から、技術パートナーであるKryptos Logic, LLCと共同で認証情報漏えいの実態に関する調査を実施しました。昨年度同様の業種別の統計に加え、今年度は漏洩した認証情報がどのようなWebサイトやサービスで利用されていたかも分析しています。ご一読の上、皆さまの日頃のセキ...
\ 来年度の戦略や計画策定に / 詳細についてお問い合わせ、お見積りはこちら 簡単リスク評価!キャンペーン実施中! 近年、サイバー攻撃はますます巧妙化し、サプライチェーンを標的とした攻撃も増加しています。経済産業省も企業のサイバー対策強化を推進しており、2025年度には企業のサイバー対策を5段階で格付けする制度を始める政策案を公表しています。 自社のセキュリティ対策は万全ですか? 取引先のセキュリ...
目次 はじめに・キャンペーン特価のご案内 ワンタイムレポートの戦略的利点 ワンタイムレポートの実用的なユースケース 継続的な脅威インテリジェンス活用への入り口としてのワンタイムレポート まとめ はじめに 皆さん、こんにちは。 今日の絶え間なく進化を続ける脅威のもと、組織はサイバーセキュリティ戦略を常に見直し、調整する必要があります。サイバー脅威インテリジェンス (CTI) の継続的な監視はプロアク...
目次 はじめに CTIを活用したセキュリティ強化 4例の紹介 ソリューションとしてのCTI グループ会社間でのこ効率的な利用 予算に優しいアプローチ:レポートサービスの活用 まとめ はじめに 皆さん、こんにちは。 SOMPO CYBER SECURITYで上級研究員を務めるマオール・シュワルツ(Maor Shwartz)です。 私は来日する以前から現在までの10年近く、軍(イスラエル国防軍8200...