VDPとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
セキュリティ対策  用語集  用語集:英数字記号  用語集:V  脆弱性 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteVDP(Vulnerability Disclosure Program、脆弱性開示プログラム)は、主にインターネットに接続された組織・企業のWebサイトやシステムに対して、外部のセキュリティ・コミュニティやホワイトハッカーから脆弱性の発見報告を受け取る窓口を運用する仕組みです。このプログラムでは、広く脆弱性に関する報告を受領し処理するにあたり、対象スコープ(範囲)や対象脆弱性、法的な通知事項、報告方法、受領の際の対応や褒賞金といった内容を規定します。
VDPの活用により、組織内で見落とされていたセキュリティ上の欠陥等を改善し、安全性を強化することができます。

VDPは自社で運営する方法の他、バグバウンティ・プラットフォーム等を利用して管理を行うことも一般的です。

バグバウンティやVDPといった窓口を設置しない場合、脆弱性を発見した外部リサーチャーからの通報に対し適切に対応できず、第三者Webサイト等で(対応の不備とともに)一方的に開示される、あるいは脆弱性が放置されたまま攻撃者に悪用される等のリスクが生じます。 

一部の組織や機関では、Vulnerability Disclosure Policyの名で同種のプログラムが運用されている例もあります。


関連記事

【ブログ】中堅企業向けサイバー脅威インテリジェンス活用ガイド ~導入時や運用の懸念を払拭~(4/28)

皆さん、こんにちは。 SOMPO CYBER SECURITYで上級研究員を務めるマオール・シュワルツ(Maor Shwartz)です。 私は来日する以前から現在までの10年近く、軍(イスラエル国防軍8200部隊)と民間(インテリジェンスを扱う専門企業や機微な情報を持つ民間企業)の立場でインテリジェンス及びサイバーセキュリティに携わってきました。(私の詳細なプロフィールなどはこちらの過去記事をご覧...

【ブログ】AIの力を脅威インテリジェンスに活かす(3/14)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年3月 今日のデジタル時代において、サイバーセキュリティはかつてないほど重要になっています。サイバー脅威の高度化に伴い、従来のセキュリティ対策では不十...

【サービス概要】Panoraysサプライヤーサポートパック(2/14)

当社はサプライチェーンリスク評価サービス『Panorays』の国内総代理店として、サプライチェーンにおけるサイバーセキュリティ対策の強化を提案してきました。本サービスは『Panorays』とサイバー保険をパッケージ化し、平時も、もしもの時も、またサプライチェーンの上流に位置する企業であるご契約者さまにも、登録サプライヤーにもサポートを提供し、サプライチェーン全体でリスクを最小化して、信頼性向上に繋...

【ブログ】自動車関連メーカーを攻撃するQilinランサムウェア(2/14)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2025年2月 2025年2月5日、Qilinランサムウェア・グループは、ダークウェブ上にホストするリー...