3-2-1ルールとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
セキュリティ対策  用語集  用語集:英数字記号  用語集:3 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte3-2-1ルールは、組織がデータをバックアップする際に推奨されているプラクティスの1つです。
常に3つのデータコピーを作成し、それらを2つの異なる媒体に保管し、1つはオフライン環境に保管するというルールが名前の由来です。
ランサムウェア攻撃の増加に伴い、組織のデータ復旧が喫緊の課題となっており、3-2-1ルールなどの実践が求められています。

3-2-1ルールは、2005年に出版されたPeter Krogh氏のデジタル資産管理に関する著書「The DAM Book」が初出であるとされています。
現在、米CISAの傘下組織であるUS-CERTは、データバックアップに関する推奨策としてこのルールを掲げるとともに、前述のPeter Krogh氏コラムへのリンクを掲載しています。
また英国NCSCもバックアップ戦略の基本として3-2-1ルールに言及しています。

なお、データバックアップ戦略において参照される基準の1つに米国国立標準技術研究所(NIST)が発行するNIST SP800-209「ストレージ・インフラストラクチャのためのセキュリティガイドライン」があります。



関連記事

【ブログ】中堅企業向けサイバー脅威インテリジェンス活用ガイド ~導入時や運用の懸念を払拭~(4/28)

皆さん、こんにちは。 SOMPO CYBER SECURITYで上級研究員を務めるマオール・シュワルツ(Maor Shwartz)です。 私は来日する以前から現在までの10年近く、軍(イスラエル国防軍8200部隊)と民間(インテリジェンスを扱う専門企業や機微な情報を持つ民間企業)の立場でインテリジェンス及びサイバーセキュリティに携わってきました。(私の詳細なプロフィールなどはこちらの過去記事をご覧...

【ブログ】AIの力を脅威インテリジェンスに活かす(3/14)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年3月 今日のデジタル時代において、サイバーセキュリティはかつてないほど重要になっています。サイバー脅威の高度化に伴い、従来のセキュリティ対策では不十...

【サービス概要】Panoraysサプライヤーサポートパック(2/14)

当社はサプライチェーンリスク評価サービス『Panorays』の国内総代理店として、サプライチェーンにおけるサイバーセキュリティ対策の強化を提案してきました。本サービスは『Panorays』とサイバー保険をパッケージ化し、平時も、もしもの時も、またサプライチェーンの上流に位置する企業であるご契約者さまにも、登録サプライヤーにもサポートを提供し、サプライチェーン全体でリスクを最小化して、信頼性向上に繋...

【ブログ】自動車関連メーカーを攻撃するQilinランサムウェア(2/14)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2025年2月 2025年2月5日、Qilinランサムウェア・グループは、ダークウェブ上にホストするリー...