プライバシーシールドとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
サイバー安全保障  用語集  用語集:は行  用語集:ふ  法規 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービスプライバシーシールド(Privacy Shield)は、2016年に米国商務省と欧州委員会、スイス当局との間で締結された、EU市民個人情報の国外移転を可能にするためのプライバシー保護フレームワークです。
米国企業がGDPRに適応し事業活動を行う目的で運用されていました。

プライバシーシールドは、正確にはEU-米国間およびスイスー米国間で個別に制定されています。
プライバシーシールドは、米国商務省が管轄するプログラムです。米国各企業が定められたプライバシー保護策を講じることにより、各企業のEU市民個人情報移転・処理を可能にするものです。
発効以降、5000を超える企業がこのフレームワークに基づきEU域内でのビジネスを展開してきました。

しかし、エドワード・スノーデンが告発した米国家安全保障局(NSA)による大規模監視プログラムを受けて、米国におけるEU個人情報取り扱いの適切性に疑念が起こり、差し止め訴訟の結果、2020年7月に欧州司法裁判所から無効判決が下されました。

プライバシーシールドに代わるEU-米国間の個人情報移転枠組みとして、EU-米国データプライバシーフレームワークの制定が進められています。



関連記事

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...

親ロシア・グループの日本への攻撃(2024年2月)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月19日、親ロシアのハクティビスト・グループであるNoName057(16)が自身の...