OPSECとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
セキュリティ対策  用語集  用語集:英数字記号  用語集:O 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte
OPSEC(Operations Security、オプセック)は、我の作戦企図を敵から秘匿するためのプロセスです。日本語では「作戦保全」等と表現されます。
米国の情報システム・セキュリティに関する基準であるNIST SP800-53では、OPSECを「我の能力および企図に関する情報を敵にアクセスできないようにするための体系的なプロセス」と定義しています。
セキュリティに関する対策や企図を敵に見破られた場合、敵はそうした情報を元に攻撃を考え、対策を逆用することが可能となります。そのため、機密活動の計画や実行に関する付帯情報を特定、コントロールし、保護することにより、OPSEC=作戦の保全を確保します。

OPSECプロセスは以下の5ステップで実行されます。

  1. 機微な情報の特定
  2. 脅威アセスメント
  3. 脆弱性の分析
  4. リスクアセスメント
  5. 対策の適用

サイバーセキュリティの領域では、ターゲットの偵察(システムやホスト、SNSアカウント等のスキャン等)を行う際に、自身のホスト情報やアカウント情報、個人情報を秘匿したりといった場面でOPSECの概念が用いられることがあります。

なお、OPSECは元々軍事で使われている概念です。


 

関連記事

【ブログ】脅威インテリジェンスでランサムウェア攻撃を防ぐ(6/27)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年6月 ランサムウェアは2025年に急増しており、いかなる組織も絶対安全ではありません。2025年のCognyte脅威インテリジェンスレポートによると...

【WP】2025 脅威インテリジェンスレポート(6/26)

当社が日本総代理店を務める脅威インテリジェンスベンダーのCognyte社による2025年版の脅威インテリジェンスレポートでは、ランサムウェア攻撃や昨今注目を集めている脆弱性の悪用、盗まれた認証情報の悪用などを含むサイバー脅威を分析しながら、世界的な脅威の傾向についての洞察を解説します。昨今の脅威状況の傾向に加え、推奨策や、今後予想されることについての洞察も記しています。サイバーセキュリティ業務に携...

【導入事例】鴻池運輸株式会社さま ~社会の変化に適応すべく、 進化を続ける組織のセキュリティ~(6/5)

デジタルトランスフォーメーション推進部 担当課長 戸松 聡氏 サプライチェーンリスク評価サービス『Panorays』の導入事例として、鴻池運輸株式会社さまにお話をうかがいました。 物流業界の現状には、増え続ける配送量や利便性を求める世の中の変化に対し、人手不足などの問題があります。効率的かつ安全で、快適な労働環境を守りつつも、社会における需要の拡大、ニーズの高度化にも応えていく必要があり、非常に難...

【2025/6/19開催】セキュリティ担当者が最低限認識すべき脅威インテリジェンス 入門編

イベントお申し込み セミナー概要 昨今、何かと耳にすることが多くなった『脅威インテリジェンス』。このキーワードから具体的な内容を想像するのは難しい方もまだ多いのではないでしょうか?本セミナーでは「そもそも脅威インテリジェンスとは?」「具体的に何をすればいいの?」などの疑問にお答えしながら、知識から実践まで幅広く紐解いていきます。また、全てのベースとなる統合的なリスク管理体制(GRC)についてもお話...