特定とは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
セキュリティ対策  用語集  用語集:た行  用語集:と  規格・基準 

SOMPO CYBER SECURITY

B!
サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte特定(Identify)とは、組織におけるシステム、人、資産、データ、能力に対するサイバーセキュリティリスク管理を構築する行為です。
米国国立標準技術研究所(NIST)が定めるサイバーセキュリティ・フレームワーク(Framework for Improving Critical Infrastructure Cybersecurity)では、組織がサイバーセキュリティを向上させるための要素として特定、防護(Protect)、検知(Detect)、対応(Respond)、復旧(Recover)の5つを定義しています。
特定には、以下の下位分類が規定されています。
・アセット管理……データ、人員、機器、システム、施設を把握し、優先度に基づいて管理すること
・ビジネス環境……組織の任務、目的、ステークホルダー、事業内容を理解し、サイバーセキュリティに係る戦略判断に援用すること
・ガバナンス……ポリシー、手順、プロセス、法令等を理解し、サイバーリスクマネジメントに活用すること
・リスクアセスメント……組織に対するサイバーセキュリティリスクを理解する
・リスクマネジメント戦略……リスクマネジメントを適切に運用する
・サプライチェーンリスクマネジメント……サプライチェーンリスクマネジメントを実践する

サイバーセキュリティにおける特定は、セキュリティ戦略の根幹を成す領域であり、最も重要かつ困難な課題です。
特定に示す項目が適切に達成されていない場合、守るべき自組織の資産がわからない、組織がどのようなセキュリティリスクを抱えているかわからない、あるいはセキュリティ部門に対する予算配分ができない等の不備が発生します。

関連記事

【採用事例】ヤスハラケミカル株式会社さま ~セキュリティ対策は日々の活動の積み重ね~(10/27)

SOMPO CYBER SECURITYでは、セキュリティ対策の第一歩であるリスクの可視化による現状把握、それに続く効果的な対策計画の立案をサポートするサイバーリスクアセスメントサービスを提供しています。今回は、サイバーリスクアセスメントサービスをはじめとした各種コンサルティングサービスの採用事例として、ヤスハラケミカル株式会社さまにお話をうかがいました。 経済産業省とIPAから発行されているサイ...

【WP】CISOに聞いた! サードパーティにおけるサイバーリスク管理の実態(10/8)

当社は、サプライチェーンリスク評価サービス『Panorays』の国内総代理店です。開発元であるPanorays社が、現役CISO(最高情報セキュリティ責任者)200人を対象に、サードパーティにおけるサイバーリスク管理に関するアンケート調査を実施し、その結果と結果から見えてきた洞察をレポートにまとめています。委託先やグループ会社、関連子会社を含むサードパーティの管理において、彼らが抱えている課題や使...

【2025/9/10開催】「気づいていない脅威が最大のリスクになる」~国産マネージドASMと脅威インテリジェンスで実現する攻撃面の可視化と継続管理~

イベントお申し込み セミナー概要 デジタル化が進み、利便性が高まる一方で、クラウドの普及やシャドーITの増加により、企業が保有しているインターネットに晒された資産の把握が不完全なケースが増えています。 また、ランサムウェア感染の多くは外部公開資産の脆弱性に起因していることもあり、対策が急務となっていますが、そのためのリソースやノウハウが不足していたり、ASMツールの自動検出の精度が完全でなかったり...

【2025/7/24開催】SEMI 半導体業界向け『サイバーセキュリティスコアリングサービス』セミナー ~半導体業界全体の安全対策と効率化を目指す~

イベントお申し込み(SEMIジャパン管理サイト) セミナー概要 サプライチェーン全体のサイバーセキュリティ強靭化を目指し、SEMIジャパンは7月1日より「サイバーセキュリティスコアリングサービス」を開始しました。本サービスは、半導体装置・材料・デバイスメーカーを含む約3,000社が参加する国際工業会のネットワークを活かし、各企業のセキュリティ対策状況を数値化・可視化することで、脆弱性の把握と対策強...