カナリアトークンとは【用語集詳細】

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サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte

カナリアトークン(Canary Token)は、ハニートークン(Honey Token)とも呼ばれるアクセス検知メカニズムです。

カナリアトークンは、自身に対する外部からのアクセスを検知すると、運用者にアラートを発信します。
トークンはファイルやURL(URLに埋め込まれた固有の識別子)、Web APIなどです。
重要ファイルを装ったカナリアトークンを対象システム内に設置したり、通常はアクセスできないURLをカナリアトークンとして配置したりすることで、管理者は外部からの不審なアクセスを検知することができます。
また、GitリポジトリやCI/CDパイプラインに対しても設置が可能です。

一部の攻撃者は、カナリアトークンサービスをマルウェアランサムウェアの運用に悪用しています。
ランサムウェア攻撃者のケースでは、ランサムウェア運用者はプログラム内にトークンを埋め込むことで、被害者のシステムが暗号化されたことを素早く察知するとともに、復号鍵情報を取得することができます。



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