Babukとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
ランサムウェア  用語集  用語集:英数字記号  用語集:B  サイバー攻撃・ハッキング 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービス

Babukは、2021年に出現した二重恐喝型ランサムウェアです。標的組織のネットワークに侵入後、システム上のファイルを窃取した後暗号化し、リークサイトにて身代金を要求します。
Babukランサムウェアは過去に、構成員同士の内紛によりソースコードを流出させています。
リークサイトでは、医療機関、非営利慈善団体、学校、小規模事業者を対象にしないと宣言しています。

Babukランサムウェアの攻撃手法は他のランサムウェアと似通っており、フィッシングメールの送信の他、放置された脆弱性や適切に保護されていないRDP等を狙います。ターゲットに侵入した後のラテラルムーブメントにはBloodHoundWinPEASECobaltStrikeMetasploitなどを利用することがわかっています。

2022年10月にFBIおよびCISAが発したアラートによれば、医療機関をターゲットに活動するランサムウェアDaixinのソースコードには、Babukとの類似性が確認できます。 

流出したBabukのソースコードは、VMWare ESXiサーバーをターゲットにする他のランサムウェア・グループに流用されています。



関連記事

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...

親ロシア・グループの日本への攻撃(2024年2月)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月19日、親ロシアのハクティビスト・グループであるNoName057(16)が自身の...