アクティブ・ディフェンスとは【用語集詳細】

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脆弱性診断サービスアクティブ・ディフェンス(Active Defense)あるいはアクティブ・サイバー・ディフェンスは「積極的防御」、「能動的サイバー防御」とも訳されるセキュリティ対策コンセプトです。
サイバー攻撃から対象を守るために、敵を欺く「おとり」や欺へんを活用し、ときには反撃やハックバックも行うものです。
米国や英国はアクティブ・ディフェンスを政策として採用していますが、日本では2022年から導入に向けた検討が始まりました。現行法では、通信の検閲マルウェア作成、ネットワーク侵入が違法とされているため、このような規制をいかに克服するかが実現のかぎと考えられています。

なお、英米においては、アクティブ・ディフェンスに類似する語であるアクティブ・サイバー・ディフェンス(Active Cyber Defense)は、サイバー防護策におけるコンセプトを示す概念であり、現在我が国で検討されている攻撃・反撃要素を含む施策とは意味合いが異なります。


米国国家安全保障局は、アクティブ・サイバー・ディフェンスを、国防総省が担う防御的サイバー作戦(Defensive Cyber Operations)における方法論の1つと定義しています。
英国国家サイバーセキュリティセンターでは、アクティブ・サイバー・ディフェンスの目的を、ツールやサービスの提供を通じた無差別・大量のサイバー攻撃の防護と規定しています。その対策として、ポータルサイトでの情報提供や、早期警戒情報の通知、演習やセキュリティツールの配布などに取り組んでいます。



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