Telegramとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
脅威インテリジェンス  用語集  用語集:英数字記号  用語集:T 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteTelegramは、ロシア人エンジニアによって2013年にリリースされたインスタントメッセージングサービスです。ユーザー同士のチャット・音声・ビデオを用いたコミュニケーションや、グループチャンネルでの情報交換などに用いられています。
2022年から始まったロシアによるウクライナ侵攻では、Telegramが現地での情報共有・情報収集ツールとして盛んに利用されました。

一方、Telegramの暗号化機能やAPI機能がサイバー犯罪者やテロ組織、児童ポルノの温床になっているとの指摘もあります。
ランサムウェア犯罪者や、イニシャルアクセスブローカーは、データの売買等にTelegramを頻繁に利用します。

国内では、強盗や特殊詐欺などを実行するための闇バイト募集および連絡手段としてTelegramが利用され、報道で言及される機会が増加しています。

2023年、ロシアの防衛企業ロステック(Rostec)が、Telegramの匿名アカウントを特定するIT企業を買収したと報じられました。この特定・監視サービスは、今後ロシアの内務省やFSB(連邦保安庁)に提供され、国内統制に利用されると予想されています。

2024年8月、Telegramの創業者でありCEOのパウェル・ドゥロフ氏が、アプリに関連する犯罪の抑止措置をとらなかった疑いでフランス警察に逮捕されました。



関連記事

【2025/6/19開催】セキュリティ担当者が最低限認識すべき脅威インテリジェンス 入門編

イベントお申し込み セミナー概要 昨今、何かと耳にすることが多くなった『脅威インテリジェンス』。このキーワードから具体的な内容を想像するのは難しい方もまだ多いのではないでしょうか?本セミナーでは「そもそも脅威インテリジェンスとは?」「具体的に何をすればいいの?」などの疑問にお答えしながら、知識から実践まで幅広く紐解いていきます。また、全てのベースとなる統合的なリスク管理体制(GRC)についてもお話...

【ブログ】ボーダーレス時代における脅威アクター監視の重要性(5/16)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年5月 今日の急速に進化するデジタル環境では、孤立したハッカーや組織化されたサイバー犯罪グループから、イデオロギー的なハクティビストや国家支援の工作員...

【ブログ】中堅企業向けサイバー脅威インテリジェンス活用ガイド ~導入時や運用の懸念を払拭~(4/28)

皆さん、こんにちは。 SOMPO CYBER SECURITYで上級研究員を務めるマオール・シュワルツ(Maor Shwartz)です。 私は来日する以前から現在までの10年近く、軍(イスラエル国防軍8200部隊)と民間(インテリジェンスを扱う専門企業や機微な情報を持つ民間企業)の立場でインテリジェンス及びサイバーセキュリティに携わってきました。(私の詳細なプロフィールなどはこちらの過去記事をご覧...

【ブログ】AIの力を脅威インテリジェンスに活かす(3/14)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年3月 今日のデジタル時代において、サイバーセキュリティはかつてないほど重要になっています。サイバー脅威の高度化に伴い、従来のセキュリティ対策では不十...