ダークネットとは【用語集詳細】

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サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte
ダークネット(DarknetあるいはDark net)は、文脈によって異なる意味で使われる用語です。

1.  国立研究開発法人情報通信研究機構(以下「NICT」)は、ダークネットを「インターネット上で到達可能かつ未使用のIPアドレス空間」と定義しています。
このようなIPアドレス空間には、特定のサーバーやサービスが存在ないため、通常は利用されないこのダークネットに向かうトラフィックを観測することで、ネットワークの設定ミスや、攻撃者によるスキャン等の活動を監視することができます。
NICTは、ダークネット観測を用いたNICTERというサイバー攻撃観測・分析システムを運用しています。

2. ダークネットはまた、ダークウェブ(Darkweb)と関連する用語として利用されています。ここではダークネットは、インターネット上に存在し、特定のソフトウェアや設定、認証や独自の通信プロトコルによってのみアクセスできるネットワークを指します。
Torのような匿名性を提供するソフトウェアでアクセスするネットワークが代表例です。
このケースでは、ダークネットはしばしばサイバー犯罪や非合法活動と結びついたダークウェブと同義的に用いられます。 


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