ダークネットとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
脅威インテリジェンス  用語集  用語集:た行  用語集:た  ネットワーク  ダークウェブ 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyte
ダークネット(DarknetあるいはDark net)は、文脈によって異なる意味で使われる用語です。

1.  国立研究開発法人情報通信研究機構(以下「NICT」)は、ダークネットを「インターネット上で到達可能かつ未使用のIPアドレス空間」と定義しています。
このようなIPアドレス空間には、特定のサーバーやサービスが存在ないため、通常は利用されないこのダークネットに向かうトラフィックを観測することで、ネットワークの設定ミスや、攻撃者によるスキャン等の活動を監視することができます。
NICTは、ダークネット観測を用いたNICTERというサイバー攻撃観測・分析システムを運用しています。

2. ダークネットはまた、ダークウェブ(Darkweb)と関連する用語として利用されています。ここではダークネットは、インターネット上に存在し、特定のソフトウェアや設定、認証や独自の通信プロトコルによってのみアクセスできるネットワークを指します。
Torのような匿名性を提供するソフトウェアでアクセスするネットワークが代表例です。
このケースでは、ダークネットはしばしばサイバー犯罪や非合法活動と結びついたダークウェブと同義的に用いられます。 


関連記事

【ブログ】脅威インテリジェンスでランサムウェア攻撃を防ぐ(6/27)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年6月 ランサムウェアは2025年に急増しており、いかなる組織も絶対安全ではありません。2025年のCognyte脅威インテリジェンスレポートによると...

【WP】2025 脅威インテリジェンスレポート(6/26)

当社が日本総代理店を務める脅威インテリジェンスベンダーのCognyte社による2025年版の脅威インテリジェンスレポートでは、ランサムウェア攻撃や昨今注目を集めている脆弱性の悪用、盗まれた認証情報の悪用などを含むサイバー脅威を分析しながら、世界的な脅威の傾向についての洞察を解説します。昨今の脅威状況の傾向に加え、推奨策や、今後予想されることについての洞察も記しています。サイバーセキュリティ業務に携...

【2025/6/19開催】セキュリティ担当者が最低限認識すべき脅威インテリジェンス 入門編

イベントお申し込み セミナー概要 昨今、何かと耳にすることが多くなった『脅威インテリジェンス』。このキーワードから具体的な内容を想像するのは難しい方もまだ多いのではないでしょうか?本セミナーでは「そもそも脅威インテリジェンスとは?」「具体的に何をすればいいの?」などの疑問にお答えしながら、知識から実践まで幅広く紐解いていきます。また、全てのベースとなる統合的なリスク管理体制(GRC)についてもお話...

【ブログ】ボーダーレス時代における脅威アクター監視の重要性(5/16)

サイバー脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte | 2025年5月 今日の急速に進化するデジタル環境では、孤立したハッカーや組織化されたサイバー犯罪グループから、イデオロギー的なハクティビストや国家支援の工作員...