CVSSとは【用語集詳細】

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脆弱性診断サービスCVSSとは、Common Vulnerability Scoring Systemの略称で、日本語では「共通脆弱性評価システム」を表します。
CVSS は、情報システムの脆弱性に関するオープンで包括的、汎用的な評価手法です。基本評価基準、現状評価基準、環境評価基準の3つの基準で脆弱性の深刻さをスコアリングします。
特定のベンダーに依存しない評価手法のため脆弱性管理などで広く用いられています。
多くの公開脆弱性は、NIST(米国国立標準技術研究所)の運営するNVDによってCVSSスコアを付与されています。

現在公開されている最新バージョンは2023年11月リリースされたCVSS v4.0であり、定められた基準に基づいて脆弱性スコアを算出します。
※ 正式な定義はFirst.orgのSpecification Document(外部リンク)等を参照ください。

スコアは以下のとおり分類されます。

Low 0.1-3.9
Medium 4.0-6.9
High 7.0-8.9
Critical 9.0-10.0

CVEおよびCVSSを用いた組織の脆弱性管理実践法として、情報処理推進機構「脆弱性対策:共通脆弱性評価システムCVSS解説動画シリーズ」をYouTubeにて公開しています(外部リンク)。



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