ゼロデイとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
用語集  用語集:さ行  用語集:せ  サイバー攻撃・ハッキング  脆弱性 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービスゼロデイ(0-day, Zero Day)とは、ソフトウェアに見つかったセキュリティ上の欠陥(脆弱性)のなかでも、その情報が広く公表される前や、修正プログラムがリリースされる前の脆弱性のことを指します。
この欠陥のことを「ゼロデイ脆弱性」、また、この欠陥を利用し、修正パッチが公開される前のタイムラグをついたサイバー攻撃は「ゼロデイ攻撃」と呼ばれています。未知の脆弱性を悪用した攻撃のため、攻撃を完全に防ぐのは難しいことが課題です。

報道によれば、2022年に悪用された脆弱性50件超のうち、大半はGoogle、Microsoft、Appleという大きなシェアを持つ企業の製品を標的にしたものです。

国家が運営するサイバー部隊や情報機関は、攻撃兵器としてゼロデイ・エクスプロイトを収集し、またゼロデイ脆弱性を販売する企業から情報を買い取っています。
また、中華人民共和国は、国内企業やセキュリティ研究者に対し、ソフトウェアの脆弱性を発見した場合は公開せず当局に通報することを義務付けており、ゼロデイを武器化するための政策であると推測されています。

WannaCryNotPetyaが悪用するSMBプロトコル脆弱性は、元々米国家安全保障局(NSA)がサイバー攻撃用に保有していたものを、ロシア情報機関と推定されるハッカーグループが窃取しリークしたものです。



関連記事

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

脆弱性診断ツール「WEBスキャナー」の比較・検討プロセス

2021年7月 イスラエルにあるSOMPO Digital Lab Tel Aviv内に発足したサイバーチームが発信するニュースレターを紹介します。今回のニュースレターでは、Webアプリケーションスキャナーを比較・検討する際に、実際に用いた手順を紹介します。 Max Cohen@SOMPO Digital Lab Tel Aviv | 2024年2月 記事に関するご意見・お問い合わせはこちらへお寄...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...