RedLine Stealerとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
マルウェア  用語集  用語集:英数字記号  用語集:R  サイバー攻撃・ハッキング 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービスRedline StealerあるいはRedlineは、2020年に出現以降幅広い拡散と感染が確認されているマルウェアです。
MaaS形態をとっており、ダークウェブ上でサブスクリプション販売されています。

Redline Stealerは、資格情報や仮想通貨ウォレット、ブラウザ情報などを窃取する機能を持つ他、感染したコンピュータからOSやシステムなどの情報を窃取することができます。またSOAP APIを利用したC2サーバーとの通信機能を備えており、マルウェア運用者はTelegramを通じて感染状況を随時確認することができる仕様です。

このマルウェアは通常フィッシングメールやファイル共有サイトへの埋め込み、SNSを利用した悪性リンクを通じて配布されています。
特にAdobe Acrobat Signによる署名依頼を悪用した配送が、セキュリティ検知を回避する手段として注意を要します。



関連記事

日系自動車メーカーへのアクセスを販売する趣旨のダークウェブ投稿

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年5月 2024年5月1日、ロシア語のダークウェブ・フォーラムにおいて"murava"と称する脅威アクタ...

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

【WP】その稟議書、ちょっと待ってください!セキュリティツール導入の決裁を勝ち取る3つの極意

セキュリティ対策ツール導入のための稟議書の準備には苦労が多いのではないでしょうか?どう書いていいのかわからない、いつものテンプレートに必要なポイントが全て含まれているのか不安、といった方のために、受け取る側が必要とする情報を的確に記載した稟議書のテンプレートと一緒に、稟議書作成の極意をまとめました。 *本ホワイトペーパーのコンテンツは、エムオーテックス株式会社より提供いただいております。 こんな方...