OSC&Rとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
脅威インテリジェンス  用語集  用語集:英数字記号  用語集:O  規格・基準 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービス

OSC&R(Open Software Supply Chain Attack Reference)は、MITRE ATT&CKを参考に、ソフトウェア・サプライチェーンにおける攻撃者のTTPや振る舞いをマッピングした公開フレームワークです。
このフレームワークは、セキュリティベンダーOX Securityを中心とする、大手ベンダー役員等約20社からなるコンソーシアムによって創始されました。

ソフトウェア・サプライチェーンは、ソフトウェア開発ライフサイクルを構成するあらゆるコンポーネントを指す言葉であり、オープンソースやライブラリ、開発環境・ツールなどが該当します。
OSC&Rは、近年増大しつつあるソフトウェア・サプライチェーンの脅威を理解するために作られたフレームワークです。
このフレームワークは、ソフトウェア・サプライチェーンを狙う攻撃者の振る舞いを包括的かつ体系的に記述し、実際の対策に活用できる(Actionable)ように設計されています。
OSC&Rを普及、発展させることにより、攻撃者についての共通理解を促進し、セキュリティ戦略・対策やレッドチーム活動の質を向上させることが期待されています。

OSC&Rでは、SBOMになぞらえたPBOM(Pipeline Bill of Materials)のコンセプトに基づき、攻撃者のキルチェーンを以下のとおり開発ライフサイクルに沿って分類しています。

PBOMは、オープンソースセキュリティやCI/CD、コンテナなどの開発条件に応じた具体的な攻撃手法を集約・整理し提示します。

OSC&Rは2023年3月よりGitHub上で公開されています。



関連記事

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...

親ロシア・グループの日本への攻撃(2024年2月)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月19日、親ロシアのハクティビスト・グループであるNoName057(16)が自身の...