DLLサーチオーダーハイジャッキングとは【用語集詳細】

カテゴリ
用語集 
タグ
用語集  用語集:英数字記号  用語集:D  Windows  サイバー攻撃・ハッキング 

SOMPO CYBER SECURITY

B!

脆弱性診断サービスDLLサーチオーダーハイジャッキング(DLL Search Order Hijacking)は、WindowsにおけるDLLの仕組みを悪用した攻撃手法です。DLL検索順序ハイジャッキングとも訳されます。
アプリケーションがDLLを実行する際にOSが用いるDLLサーチオーダープロセスを悪用し、正当なDLLが特定される前に攻撃者が設置した悪意あるDLLを読み込ませることにより、侵害したシステムにおける持続性を獲得するとともに、セキュリティ対策による検知を回避します。
アプリケーションは、OSの正当なDLLを呼び出したと思い込み、悪意あるDLLを読み込むことで、不正な動作を行います。

2024年1月、Windows OSのシステムファイル格納フォルダであるWinSxSフォルダに対する当該攻撃がセキュリティ企業Security Joesによって確認されました(外部リンク)。


関連記事

(4/17更新有)Palo Alto Networks製品の脆弱性に対応してください(悪用中)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年4月 2024.4.17追記本記事公開後、当該脆弱性の悪用条件等の更新が行われています。最新の情報はP...

ハクティビストによるDDoS攻撃サービスInfraShutdownの利用

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年3月 先般、自称ハクティビストグループであるAnonymous Sudanが新DDoS攻撃サービス「I...

Beastランサムウェア | マルチプラットフォーム対応のRaaS

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月、ロシア語のダークウェブ・フォーラムXSSにおいてBeastランサムウェアの宣伝投...

親ロシア・グループの日本への攻撃(2024年2月)

脅威インテリジェンスサービスCognyteは、ダークウェブやTelegram、SNSなどから膨大な情報を収集し、情報漏洩や脅威アクターの活動を検知することによって、組織のサイバー・リスクを軽減させるサービスです。 Cognyte CTI Research Group@Cognyte | 2024年2月 2024年2月19日、親ロシアのハクティビスト・グループであるNoName057(16)が自身の...