DCSync攻撃とは【用語集詳細】

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脆弱性診断サービスDCSync攻撃は、Active Directoryに対するクレデンシャルダンピング攻撃です。
攻撃者はドメインコントローラAPIを悪用し、ドメインコントローラ同士が資格情報を複製(レプリケーション)・取得するDCSync技術を用いて、資格情報や機密情報にアクセスします。

ドメインコントローラ上の管理者アカウントを取得した攻撃者は、DCSyncを利用しActive Directoryからパスワードハッシュを取得します。
このステップには、多数のドメインコントローラを含むネットワーク上で用いられるMS-DRSR(Directory Replication Service Remote Protocol)コマンドが用いられます。
この攻撃によって得られたKRBTGTアカウントなどを用いて、さらにパス・ザ・チケット攻撃ゴールデンチケット生成などを実行することが可能になります。

攻撃者が多用するツールMimikatzは、DCSync攻撃を実行するモジュールを備えています。



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