カミンスキー攻撃とは【用語集詳細】

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脆弱性診断サービスカミンスキー攻撃(Kaminsky Attack)は、DNSキャッシュサーバーのキャッシュを改ざんするDNSキャッシュポイズニング攻撃における攻撃法です。
2008年にDan Kaminsky氏がBlack Hat Security Conferenceで公表したことによりこの名称がつけられました。カミンスキー攻撃は従来使われていたキャッシュポイズニングに比較して非常に効果的に攻撃を実行できるため、DNSサーバーに対する脅威となりました。
カミンスキー攻撃はDNSプロトコルに内在する脆弱性を悪用し、DNSサーバーのリソースレコードを乗っ取るものです。この悪用のために、標的ドメインに対して、当該ドメインにランダムな文字列を付与した問い合わせを大量に送付します。DNSプロトコルで使用されるトランザクションIDが0から65535までしかないため、攻撃者による大量のリクエストが最終的に受け入れられ、キャッシュを汚染させることができます。
カミンスキー攻撃に対する有効な対策としては、ソースポートランダマイゼーションやDNSクッキー、DNSSECが挙げられます。

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